ノスタルジックカーショーオフィシャルホームページ

「復元は文化だ!」2010年、ノスタルジックカーショーは20周年


なごやスワップミート2DAYSなごやスワップミート2DAYS
ノスタルジックカーショー20周年記念イベント 日産スカイラインフェスティバル2010in富士スピードウェイ

ノスタルジックカーアーカイブ
マツダ コスモスポーツ L10A/B

MAZDA COSMO SPORT  通称:コスモ
モデルイヤー:1967年~1972年

コスモ
cosmo
コスモスポーツ
cosmo sports


世界初のロータリーエンジン搭載車はNSUヴァンケルスパイダーですが、ヴァンケルエンジン(ロータリーエンジン)には特有のトラブルがたくさんあり、それを克服して発売されたコスモスポーツは世界初の実用ロータリーエンジン搭載車である。

そして、マツダは世界で初めてロータリーエンジンの実用化に成功したメーカーであり、ヴァンケルエンジンは1ローターであったため、マツダ・コスモスポーツは世界初の2ローター搭載車でもある。

コスモスポーツは、コンパクトなロータリーエンジンを生かした低く流れるような未来的なデザインで、ロータリーエンジン時代の幕開けを宣言するとともに、世界中のスポーツカーファンに衝撃を与えた。

1968年8月には、マツダ110Sという名前で、ニュルブルクリンクで行われた84時間耐久レース「マラソン・デ・ラ・ルート」に挑戦した。
このレースは、車によってスピードと耐久性が競われる、文字通りのマラソンレースであり、コスモスポーツは、ポルシェ・ランチア・BMW・サーブ・オペル・シムカ・ダットサンなどと激戦を展開し、ポルシェ・ランチアに次ぐ堂々4位入賞の快挙を成し遂げた。
しかも完走したのは、参加59台中、たった26台だったため、その過酷さが伺える。

コスモスポーツに搭載された10A型エンジンは、それ以降のファミリアロータリークーペ・サバンナRX-3などに搭載され、高価でしかも手の込んだエンジンだったが、それ以降は量産化・低コスト化がはかられ、加工法もより効率のよいものに変えられ、大量生産された。

前期型(L10A)が343台、後期型(L10B)1176台が生産された。

発売当時価格148万円
当時大卒の初任給は約15000円

■ コスモスポーツ L10B 主要諸元 ■
全長×全幅×全高:4,140×1,595×1,165
ホイールベース:2,200mm
車両重量:940kg
エンジン形式:10A
エンジン種類:2ローター 491cc×2
最高出力:110馬力/7,000回転
最大トルク :13.3kg-m/3,500回転
サスペンション形式 前:ウィッシュボーン
サスペンション形式 後:リジットリーフ
ブレーキ:前/後:ディスク/LTドラム

footer
Copyright©2010 . Nostalgic Car Show All Rights Reserved