12気筒エンジンの大型車ばかりのフェラーリも将来には小型自動車を作る様になるべきだという考えから、自動車工学を学び、小型車向けのV6エンジンを開発していた, 
                  フェラーリの創始者エンツォフェラーリの息子、アルフレッド(アルフレッディノ)・フェラーリの愛称を取り、Dinoと名づけられた。 
                    1968年から生産が開始された、206GTはボディがアルミ製で、ハンドメイドで仕上げられています。エンジンはフィアット・ディノのエンジンをベースにチューンされており、主要部はフィアット、残りはフェラーリの工場で組み立てられていた。 
                      クロモドラ製のセンターロック式マグホイルを装備し、。 
                      同時期に生産されていた、デイトナと共通部分が多く、同じものが目に付く。 
                  1969年に、排気量が2.4Lに拡大された、246GT(L Type)がデビューした。 
                    エンジンブロックが、アルミから鉄に変更され、ボディもアルミから、鉄に変更された。 
                    室内空間も、居住性を考慮しホイルベースが60mm延長され、全長も4235mmとなった。 
                  1971年より、M Typeとなるが、大きな見た目の変更は、ホイルが5穴タイプにされたことと、キーロックの場所が変更になったことで、あとは細部の変更となっている。 
                    またこのM Typeはイギリス向けの、右ハンドル仕様車が存在している。 
                  1971年末にはE Typeとなり、大型プレス機でボディが製作されるようになった。 
                    アルフレッドの小型量産車を作ると言う理想が、ここで実を結んだ。 
                    E Typeには246GTSがある。Sはスパイダーの略で、GTをベースにタルガトップ化され、樹脂製のルーフパネルは、女性でもスムーズに着脱できるものだった。 
                     
                    ちなみに、206は2L、6気筒、246は2.4L、6気筒からきている。 
                  ■ Dino206GT 主要諸元 ■ 
                    全長×全幅×全高:4,150×1,700×1,115mm  
                    ホイールベース:2,280mm  
                    車両重量:900kg 
                    エンジン形式:Tipo135B 
                    エンジン種類:水冷V型6気筒 DOHC 1,987cc  
                    最高出力:180馬力/8,000回転  
                    最大トルク:17.85kg-m/5,600回転  
                    サスペンション形式 前:ダブルウィッシュボーン  
                    サスペンション形式 後:ダブルウィッシュボーン 
                    ブレーキ 前/後:ベンチトレーデットディスク/ベンチトレーデットディスク  
                  ■ Dino246GT 主要諸元 ■ 
                    全長×全幅×全高:4,240×1,700×1,135mm  
                    ホイールベース:2,340mm  
                    車両重量:1080kg 
                    エンジン形式:Tipo135CS 
                    エンジン種類:水冷V型6気筒 DOHC 2,418cc  
                    最高出力:195馬力/7,600回転  
                    最大トルク:23.0kg-m/5,500回転  
                    サスペンション形式 前:ダブルウィッシュボーン  
                    サスペンション形式 後:ダブルウィッシュボーン 
                    ブレーキ 前/後:ベンチトレーデットディスク/ベンチトレーデットディスク  
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